手放す

柔らかい光と薄曇りの空。

今日も雨が降るのかな。


満月の前だからか

なんだか眠くてぼんやり気味で

なぜかふとしたときに

過去の思い出がよぎる。


小学生の頃

図工の時間に絵がすすまなくて

先生にごめんなさいって言ったら

みんなやってるのにどうしてできないの!と

すごく怒られたこと。


そのときの感情が

胸いっぱいに広がって

とても悲しくなった。


これは手放す思い出だなと思ったから

瞑想の中で

つらかったね。描けなくてもいいんだよ。と

過去の自分に言って

想像の中で抱きしめたら

ふっと気持ちが軽くなるのを感じた。


人はきっと心の中に

忘れてしまうほどのささいな

小さな傷を持っていて


それは今を生きる自分の思考に

すこし影響しているのかもしれない。


人に気を使いすぎたり

顔色をうかがうことも

これを機に、もうやめようと思った。


過去の思い出を

もう自由になっていいよと

手放すことで

新しい自分になれるのかもしれない。


そんな私は今

夢に向かって

毎晩ひとり絵を描いている。


今日も心穏やかに

すっきりと軽やかな気持ちで

過ごせますように。


いつもありがとう。