心の薬

すっかり秋の空気を感じる朝。

木々や植物が、

太陽の光を受けてきらきらと輝き

 

まるで背中を押してくれるような、

勇気づけてくれているような、

そんな優しさを感じます。

 

私はずっと、自分は人と少し違っていると思っていました。

 

小さなことをぐるぐる考え込んだり、

後悔や心配とはおともだちで、

 

前向きで楽観的なひとを、

うらやまく思っていました。

 

心配性、潔癖症HSP。。。

いろんな言葉に当てはめてみても、

いまいち安心せず、

何も怖くなかった幼い頃の自分とは

違う人間のような、

そんな気がしていました。

 

最近、いつも朗らかで明るい人が、

「こころがしんどい」と話しているのを聞いておどろきました。

 

だれにでも心がつらいときはあって、

ふと寂しさや孤独、不安は感じるもの。

 

考えてみればあたりまえなのですが、

なんだか自分だけだと思っていたのが

 

そうではないとわかったとき、

少し安心する自分がいました。

 

「わかるよ。私もそういうときあるよ。」

 

そう伝えたら、その人もすこし安心したように見えました。

 

だれでも、周りに自分のすべてを見せているわけではなく、

 

心のどこかに

ネガティブな気持ちをもっていて

 

それでもみんな

一生懸命毎日を生きているんだな。

 

そう思うと愛おしい気持ちになりました。

 

私は心がつらかったとき、

水彩画の画家さんの動画に救われました。


絵の具がにじんでいく様子や、どんどんと鮮やかになる風景に心を魅了され、

 

私の心はいつしか落ち着きを取り戻していきました。

 

それ以来、「私も誰かの心を癒す作品を描けるようになりたい。」と

夢中で水彩画を描くようになりました。

 

「いつか誰かを元気づけるような絵本やイラストも描きたいな。」

 

そんな夢をも描くようになりました。

 

もしも今、心がつらい方も、その状況が永遠に続くことはありません。

 

いつか必ず抜け出せます。

 

お日様の光や、ふとみた言葉や、

誰かの笑顔や、絵画や音楽が、

 

その薬になってくれるかもしれません。

 

私もまだまだ自分に自信をもてないけれど、

落ち込むこともあるけれど、

 

こんな自分だからこそ描く絵を

誰かの心に届けていけたらいいなと思います。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

今日もあなたの心が、晴れやかでありますように。