忘れがちな、自分を思いやるということ

透き通るような青い空。

ひさしぶりの太陽に

植物たちも喜んでいるようで

私の心も晴れていく気がした朝。


ふと思いたって

自転車を走らせ

住宅地にぽつんとあるカフェへ。


コーヒーを待ちながら

ただぼーっとする一人の時間。


丁寧に掃除されたお店

ぴかぴかに磨かれた食器

おしゃれでおいしそうなお料理

誰とでも気さくに話す店員さん

それをきちんと毎日続けているということ


そのすべてを尊敬のまなざしで眺めた。


楽しくおしゃべりしているお客さんも

通りを行き交う、忙しそうな人たちも

みんなとてもかっこよくて、立派で

とてもすてきに見えた。


同時に、周りと比較して

自分の自信のなさに情けなくなって

しゅんとしてしまう自分や

そんな自分のことが

近頃いやになっていることに気づいたり。


そんなことを思いながら

コーヒーを飲んでいたら

そんな自分でもいいんじゃない?と

心の声が聞こえた気がした。


上手に人と話せなくても

おしゃれな料理が作れなくても

バリバリ仕事ができなくても

気が利かなくても

落ち込みやすくても

どんな自分も、それでいい。

そのままでいいよ。


ためしに自分に言ってみたら

ふっと気持ちが楽になった。


知らず知らずのうちに

自分を責めていたり

人と比べて落ち込んだり


そんなときは

それでもいいんだよって

自分を認めてあげようと思う。


無理に励まして、がんばろうとしなくていい。

毎日生きているだけですばらしいんだから。


私たちは自分が思う以上に

毎日がんばっている。


だからそんな自分に

優しい言葉をかけて、大切にしてあげよう。


忙しくしていると忘れがちな

大事なことを思い出せた日。


あなたも私も心穏やかに

幸せな気持ちで

毎日を過ごせますように。

いつもありがとう。