許すこと

優しい太陽の光が溢れる

爽やかな秋晴れの朝。


これは出かけなくてはという

気持ちになったので

いつもの神社でお参りをして

お気に入りのパン屋さんで

焼き立てのパンを買って

緑の公園を散歩する。

キラキラした世界を感じて

ありがたいなぁ、しあわせだなぁと思っていたら

帰り道、ある人にばったり出会った。


その人は私の中でとても苦手な人で

過去に色々あって、許せない気持ちが

まだ心のどこかにあることを自覚していた。


とてもドキッとしたし

遠回りをすればよかったなと

少し後悔しそうになったのだけど

これはもしかして神様からのお試しかな

とふと思った。

そして、もう許そうかなと思った。


そしたらなんとなく

心が軽くなったような気がして

そんな自分のこともほめてあげたくなった。


好きになる必要はない。

ただ、もう許そう。

私は過去を生きてるのではなく

今を生きているのだから。


こんなきれいな空の下で

憎んだり辛くなるなんてもったいない。

今日を楽しもう。

素直にそう思えた。


誰かを許すということは

案外むずかしいことじゃないのかもしれない。


今日も美しい秋の日を

私もみんなも楽しめますように。

いつもありがとう。