変化のときは

青い空に

満開の桜が美しい朝。


みんな空を見上げて、優しい表情をするのが

春のいいところだなと思う。


あちこちに咲くたんぽぽを眺めたり

鳥のさえずりに耳をすましていると

穏やかな気持ちになるのだけど


過去の自分は

春があまり好きでなかったことを思い出す。


木の芽時というらしいこの時期は

心がそわそわ落ち着かず

なんとなく緊張していて

新しい変化についていけなかった。


桜の下で、新しい制服を着て

入学前の写真を撮る人たちを見て

過去の自分が顔を出したのか

胸がそわそわしてしまった。


新しい環境への変化は

だれにとっても不安なもので

そこへ自分を馴染ませようと

がんばってしまうから

心が疲れてしまったり、ブルーになったりする。


そんなときは、瞑想のなかで

「不安だよね。わかるよ。

むりしてがんばらなくていいよ。

あなたが生きているだけで

うれしいんだよ。」って

自分に言ってあげようと思う。


だれかの期待にこたえなくてもいい。

自分の心が楽しくなる方へすすめばいい。


そんな風に思った日。


この春も心穏やかに

新しい変化をむりなく楽しめますように。


いつもありがとう。