好きな小説

今週のお題「好きな小説」

 

ふらっと立ち寄った雑貨屋さんで、益田ミリさんのエッセイに出会った。

 

それは、旅の記録を記されたもので、読みすすめるうちに、自分も一緒に旅をしたような気持ちになった。

 

出会ったひと、食べたもの、景色や町の雰囲気が伝わってきて、なんだかいいなぁとほっこりしたり、

子ども時代を思い出す描写には、共感したり、じーんとしたり。

 

なかなか旅行には行けないけど、こんな風にふらっと旅に出られたら素敵だろうなぁと想いを馳せた。

 

それ以来、ミリさんのシリーズを集め始めて、時間ができるとソファーに寝転んで読んでいる。

 

体は現実にいながら、心は本の世界にいる。

その感じがとても好き。

 

考えることはいくらでもあるし、放っておけばネガティブな思考だってやってくる。

 

だけど、とりあえずそれらは脇に置いておき

本の中の私は、トランクを持って駅へ向かい、車窓を眺めて、美味しいものを食べる。

架空の友達と笑いあって、温泉に入り、美しい景色に感動する。

 

そんな時間は、自分との大切な時間で、日常を豊かにしてくれるんじゃないかな、とひそかに思っている。

 

次は何を読もうかな。